境界知能の私がふと思ったことがあります。
「IQが平均を少し下回る人も、実は大変なんじゃないか」ということです。
見落とされている「平均以下」の人たち
軽度知的障害はIQ70未満で障害者として認定されます。
境界知能はIQ70〜84で、最近少しずつ認知されてきました。
では、IQ85〜90台の人は?
平均(IQ100)を下回るものの、完全に「健常者」として扱われます。
支援もなく、配慮もなく、「普通の人」として社会に放り込まれます。
でも本当に、そのままで大丈夫なのでしょうか。
テクノロジーの進化で「やれること」が減った
一昔前と今では、仕事の中身が大きく変わっています。
パソコン・スマホ・タブレットの操作ができてあたりまえ。クラウド、オンライン会議、デジタル書類。
次々と新しいツールが登場して、それを使いこなすことが求められる時代になりました。
頭脳労働の比重が増えています。
一昔前は少し知能が低くても「やれること」がたくさんあった
パソコンもスマホもない時代、少し知能が低くても体を動かす仕事がたくさんありました。
「覚える量」も「処理する情報量」も、今より少なかった。
でも今は違います。
テクノロジーの進化で、少し知能が低い人が「やれること」が減りました。
一方で、頭脳労働的な作業が増えました。
年配者がテクノロジーについていけない理由
パソコンやスマホを使いこなせない年配者はたくさんいます。
脳の衰えという理由もあるかもしれませんが、それだけじゃないと思っています。
年配者たちは一昔前、バリバリにやっていたはずです。テクノロジーのない世界で。
時代が変わって、求められることが変わった。
ついていけなくなったのは、その人が「ダメになった」からじゃなくて、「ゲームのルールが変わった」からではないでしょうか。
「普通の人」という枠が窮屈になっている
境界知能の私は、「普通」という枠に入りたくても入れないしんどさを感じてきました。
でも今は、「普通」という枠そのものが、多くの人にとって窮屈になっているのかもしれない。
テクノロジーの進化は便利さをもたらした一方で、「ついていける人」と「ついていけない人」の差を広げました。
知能が高い人が有利な社会になっていく中で、ついていけない人が増えるのは自然なことだと思います。
大事なのは「じぶんを知ること」
自分の知能や特性を知っていれば、「ついていけない理由」が分かります。
理由が分かれば、対策が取れます。無理な場所から離れる判断もできます。
「なんでできないんだろう」と自分を責め続けるより、「自分の特性上こういうことが苦手」と理解している方が、ずっと生きやすくなります。
テクノロジーが進化するほど、じぶんを知ることの大切さが増していくと感じています。
じぶんを知ることが、生きやすさへの第一歩です。

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