とにかく自分を変えたくて、いろんなことを試す日々。
境界知能は達成するための時間と労力が普通の人の倍以上かかったりします。
達成を感じられないと、自信がつかず自己肯定感も低いままです。
ずっと思っていました。

変わりたい…
思うだけではなにも変わらないので、いろんなことを試しにやってみました。
この記事では、境界知能の私が「自分を変えたくて実際にやってみた行動」をご紹介します。
「自分を知ること」から始めよう

「自分を知ること」は、境界知能の私が楽に生きるための土台です。
わからないことがたくさんあると、人は不安になりやすい。
心を少しでも楽にするには、不安を減らすことが必要だと思っています。
「自分を知ること」が、私にとってのスタートラインでした。
「自己理解ノート」をつくる

自分を知るための「自己理解ノート」をつくりました。
「自己理解ノート」を使って自己対話をして、自分の心の声に耳を傾けます。
自分自身と話すことで、自分の本当の気持ちに気づくことができます。
- 好き・嫌い
- 得意・苦手
- 過去の出来事
- 大切にしていること
- 嫌だと思っていること
頭に浮かぶことは良いことも悪いことも全部、ノートに書き出していきます。

反芻してしまう苦しい記憶「怖い」「不安」「嫌だ」といったネガティブな感情も、ごまかさずにしっかりと書き出すこと。
自分は
- 何を大切にしているのか
- 何が嫌なのか
目に見えるように明確にしていきます。
自分の「心地よい」を探す
「心地よい=自分に合う」です。
- 環境
- 人間関係
- 考え方
- 学び方
- 働き方
などなど、自分に合うものを探しましょう。
自分に合う環境を知ると落ち着く場所を見つけたり、集中できる環境を自分でつくることもできます。
私は脳内の情報処理機能が弱いので、理解するのに時間がかかります。
そこで見つけた方法が「目と耳を同時に使う」です。
例えば
- YouTubeで学ぶ
- テレビは字幕をつけて観る
- 読み上げ機能をつけて本を読む(電子書籍)
などです。
目と耳から同時に情報を取得することで、理解しやすくなりました。
自信!自己肯定感!向上トレーニング

他人と自分を比較しない!
比べるのは過去の自分!
頭ではわかっていても、なかなかできないですよね。
人と比べてできないことが多いと、落ち込むことが多くなります。
できないことが多かったら、自信つかなくて当然です。
自分を責め続けていたら、自己肯定感低くなって当然です。
できることが増えると自信に結びつきやすくなる。
「自己肯定感、上がるかも⁉︎」と思って私が試した行動がこちら。
- 「自分ムツゴロウ」をつくる
- 猫背改善
- 運動習慣をつける
- ボイストレーニング
- 読書の練習
- 身だしなみを整える
自己肯定感が上がるかもしれない行動①「︎自分ムツゴロウ」をつくる
自分で自分をほめまくりましょう。
動物愛好家の「ムツゴロウさん」。
「よ〜〜〜しよしよし」でおなじみのムツゴロウさんをご存じでしょうか。

ムツゴロウさんが動物を愛でるように、自分で自分をほめまくりましょう。
私の中には自分でつくった「自分ムツゴロウ」がいます。
「自分ムツゴロウ」はことあるごとに私をたくさんほめてくれます。
なにも意識しないでいると自分を責めることはあっても、ほめることはない。
そこで私は自分の中に「自分ほめ係」をつくることにしました。
それが「自分ムツゴロウ」です。

「よ〜〜〜しよしよし」は言っても言わなくてもどちらでもよいのですが、大切なのは「どんな些細なことでも自分をほめること」です。
自分を責めることが癖になっていると、無意識に自分で自分を叩きまくっちゃってます。
そんなときは深呼吸して自分を少し落ち着かせて、自分ほめ係「自分ムツゴロウ」を発動させましょう。
どんな些細なことでもかまいません。
自分で自分をほめまくりましょう。
慣れるまでは頻繁に、ちょっと大袈裟にほめるくらいがいいと思います。

よ〜〜〜しよしよし
ぜひ自分のなかに、自分だけの「自分ムツゴロウ」をつくってみてください!
自己肯定感が上がるかもしれない行動② 猫背改善
今も姿勢が良いとは言えないけれど、猫背は以前よりも改善したと思います。
かなり無理矢理ですが、自分なりに意識していろいろ試しました。
- 上を向く習慣をつける
- 肩甲骨しめて手のひらを外に向ける
- 肩甲骨しめて肩下げる
- 上を向いて歩く
- 胸を張りまくって歩く
- ため息は上を向いて吐く
- 筋トレをする
私は犬を飼っています。
犬とおさんぽするときに「上を向いて胸を張りまくって歩く」という超不自然な歩き方をして猫背改善を意識しました。

気を抜くとすぐに背中が丸まって下を向いてしまうので、気づくたびに上を向いて胸を張りまくります。
とにかく「常に意識することが大事だ!」と思ってやっていました。
ちなみに「上を向く」は真上を向いて空を見上げるくらいなので、姿勢としてはめちゃくちゃ不自然です。
何もない田舎道をゆっくり歩くからできたことなので、やるなら何もない(人がいない)ところでやってみてくださいね。
街中でやるのはいろんな意味で危険です。

完全に不審者だね。

・・・・・・
自己肯定感が上がるかもしれない行動③ 運動習慣をつける
筋トレ・ダンス・ラジオ体操。
いろんな運動を生活の中に取り入れています。
運動習慣がついていないうちは、いつもの行動に運動要素をくっつけると習慣化しやすいです。
例えば片足立ちは体幹を鍛えられるのですが、靴下をはくときは座らずに立ったままはけば、わざわざ運動しなくても体を鍛えることができます。


グリコポーズは自己肯定感ポーズ!
朝の洗顔でタオルを使うついでに、タオルストレッチをするのも良いです。
いつもの行動(=洗顔)に運動要素(=ストレッチ)をくっつけます。

普段の生活をしながら運動もできて一石二鳥!
YouTubeには運動の動画がたくさんあがっているので、お金をかけずに体を鍛えられます。
無理のない範囲で自分にできる運動をさがしてみてください!
自己肯定感が上がるかもしれない行動④ ボイストレーニング
子どもの頃はとくに声を出すのが苦手でした。
声が小さくて何度も聞き返されたり怒られたりしていたので、声が出せない自分が嫌でした。
ボイストレーニングはずっと行ってみたくて試しに行っただけなのでたくさん通ったわけではないのですが、マンツーマンで教えてもらえてとてもいい経験になりました。

1回1時間のレッスン。
前半は基本の発声練習、後半は自分で選んだ課題曲を歌って練習しました。
基本の発声練習だけで汗だくで、息が切れるほどでした。
ちなみに課題曲は浜崎あゆみの「BLUE BIRD」大好きな曲です。

平成は私の青春時代!

超超超超超いい感じ☆
自己肯定感が上がるかもしれない行動⑤ 読書の練習
読書は好きだけど苦手です。
すらすら読めないし、内容がなかなか頭に入ってきません。
それでも本を読みたくて、読書習慣をつけるために本を読む練習をしました。
《読書習慣をつけるための手順》
- 読む本をさがす
- 本を手に入れる
- 本読むぞ!と決意する
- 手に入れた本を視界に入れる
- 本を触る
- 本をひらく
- 1行目を読んでみる
- 3〜7の繰り返し
3〜7は一気にできるやろって自分でも思うのですが、私はひとつ実行するごとに疲れてしまいます。
確実に読書習慣を身につけるために行動を分けました。
人間が成長するには時間がかかるものです。
こうして少しずつ本を身近なものにして、私は読書を習慣づけていきました。
今では毎日本を開いています。

※本は開くが必ず読んでいるわけではない。

人間が成長するには時間がかかるものです。
自己肯定感が上がるかもしれない行動⑥ 身だしなみを整える
おしゃれじゃなくて「身だしなみを整える」。
活動するための準備として、身だしなみを整えます。
「活動するための服」を着ることで気持ちの切り替えにもなります。
とはいえスーツみたいなきっちりした服とかではなくて、寝るときの服じゃななければOK。
寝起きのまま着替えずに過ごすと、そのまま1日ダラダラ過ごすことになりがち。

私は動きやすい服装が好きなので、ジャージとか半ズボンとかをよく着ます。
私が寝るときの服装はよれよれスウェット(毛玉付き)なので、ジャージに着替えるだけでも活動スイッチON!になります。
着替え以外にも
- 顔を洗う
- 髪の毛を整える
も、活動スイッチON!になります。
食べるものを意識する

体は食べたものでできています。
体調も食べるもので変わります。
あたりまえのことですが、ジャンクフードやお菓子は体に良いものではありません。
体に良くないものを意識して少し控えるだけでも、体調に変化があると思います。
10〜20代のときは体に良くないものを食べまくっていて、肌荒れや体調不良に悩んでいました。

30代に入ってから食べるものを意識するようになったので、若い頃よりも今のほうが体調が良いです。
私はジュースが好きで以前はよく飲んでいましたが、今はほぼやめています。
20代のときは頭痛がひどくて頻繁に鎮痛剤を飲んでいましたが、ジュースをやめてから頭痛はしなくなりました。
家事の練習

私は家事が苦手です。
やることが多いと何をすればいいかわからなくなるので、慣れるまでは紙に書いて確認しながら家事をこなしていました。
「家事の練習」をしていたんです。
掃除洗濯炊事に買い物…家の中でやることって無限にありますよね。
家事は生活に必要なモノゴトの「管理」です。
自分を管理するだけでも手いっぱいなのに、さらにやらなければいけないことがたくさん!
それが私にとっての「家事」です。

家の中のこととはいえ、動線・優先順位・時間配分などすべて自分で決めて実行しないといけないので、めちゃくちゃ疲れます。
そこで私が意識していること。
- 作業をなるべく簡単にする!
- 複雑なことはしない!
私の家事メニューはこんな感じ。
- 簡単なトイレ掃除
- 片付け
- ゴミ管理
- 自炊
- 洗濯
- 掃除機をかける
- 買い物
- お金の管理
トイレ掃除は超簡単に、朝一番に終わらせます。
片付けはこまめに、掃除機は軽い運動も兼ねてます。
洗濯物はタオル以外たたみません。
我が家はゴミ箱なし、キッチンスペースにゴミ袋をつるすだけです。

各スポットにゴミ箱を設置してしまうと「ゴミを集める」というタスクが発生してしまいます。
とくに自炊はなるべく進んで行うようにしています。
自炊は段取りを考えたり手先を使う作業が多いので、認知機能に良い影響を与える可能性があるからです。
- 記憶力
- 注意力
- 判断力
など、自炊はさまざまな認知機能を刺激して脳を活性化させるそうです。
今は家事代行や便利家電がたくさんあるので、お金をかければ家事をしない選択もできる時代です。
でも便利って、人の能力を退化させるんじゃないかって私は思っています。
私はもともと認知機能の弱さを持っているので、これ以上能力が下がってもらっては困る。
私にとっての家事は「トレーニング」です。

自分でできることは自分の力でやる!
アホなことも真剣にやると人生充実すると思う

私は内向型なので、空想を楽しみます。
思考がアホなので
- 脳内セレブ「田んぼランウェイ」
- 脳内工場「ドモホルンリンクル」
- 脳内設定「私は妖精」
みたいなことをして遊んでいます。
脳内セレブ「田んぼランウェイ」
犬のおさんぽをするときは、パリコレモデルになりきって田んぼ道を優雅にウォーキング。
セレブ気分を味わうために、犬の名前は「はなこ」から「エリザベス」に変わります。

うふふふ、エリザベス!ほぉ〜らこっちよぉぉぉ〜〜
とか言いながら舞います。

・・・・・
脳内工場「ドモホルンリンクル」
職場が単純作業の工場であることが多いので、単調なライン作業のときに有効です。
ライン上での待ち時間などにドモホルンリンクルのCMを脳内に描いて実演します。
すぐに飽きます。
脳内設定「私は妖精」
我が家では、私は「妖精」ということになっています。
ことあるごとに「妖精」であることを理由に怠けます。

アリエッティはおともだち♡

・・・・・
無理しない。

残念ながら人は平等ではありません。
人それぞれ生まれ持ったものが全然違います。
私は境界知能なので、普通ならしなくてもいい努力をたくさんしてきたと思います。
ずっと「普通(人並み)じゃなきゃいけない」と思い込んでいました。
でも気づいたんですよね。
無理して「普通」になろうとするよりも、「普通以下」を認めて自分のペースで生きるほうが楽だってことに。
ほんのちょっとしたことでも、行動すれば確実に少しずつ心が楽になっていきます。
焦らずゆっくりと時間をかけて、自分自身と向き合ってみてください。
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